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病病介護を振り返り〜緊急病棟から特別室へ引っ越し

#最終期
#在宅介護
#誤嚥性肺炎


寒いけれど 快晴 引っ越し日和だ!!
   
私はお仏壇にお祈りを済ませて
家から大きな花瓶を 持参して お花屋さんで
母の好きな花を沢山買い集めて
  タクシーで病院へ  

今日は杖無しで向かった。  

母の病室に寄る前に特別室へ行き
お部屋が明るく 穏やかになる様に 
早速 花瓶に花を真剣に丁寧に生けた。
 
ベッド周り テーブルをアルコール消毒して
カーテン 窓を開けて 空気を入れ替えた。
 
此処が今日から退院まで
母のお部屋になる。
 部屋に向かい
宜しくお願いしますね!と 敬礼。

母の病室へ 自分の痛みを忘れ 急いで
こんにちわ〜来ましたよ
明るく母の顔を見た。

カンファレンスの後に 特に母の容態に
 変化はなく  
少しの咳 かすれ声 ゼコゼコ。

母は今日は早いのね?
大丈夫?と又 労って呉れた。
   
うん勿論大丈夫よ 母上の為なら
火の中 水の中 
2人で一つよ。 母上のお腹から産まれ 
こんなに オーキクして(笑) 呉れたのだから!

母はニコニコて温かく 美しく
微笑んで呉れた。

眩しい程の笑み 
母は 病院のアイドル 
うん 本当に皆さんの 言っていた言葉どうり。
 
他の方からよく言われたが 私は母の笑顔は 
モナリザの微笑みより
遥かに気品よく美しい!!と幼少の頃から   
感じて眺めていた。

母は退院??と
聞いて来た。 先日は母に大きな声で
説明していなかったので
母は頑張り 起き上がろうとした。

駄目よ  点滴が外れてしまうわ。
今日は この病室から 最上階にある 
素敵なお部屋にお引越しなの。

大きな窓と 綺麗な景色よ
必ず 早く治るお部屋だから
もう少し もう少しだけ退院は 待ってね
 母に指切りをした。

特別室……… 私が誤診から膠原病になり 
検査入院の際に 母は特別室に
入院させて呉れた。
院長回診もトップ 確かに医師の真剣さ
丁重さが 普通の個室とも
異なる物であった。
 
ふと私の20歳代の深い感謝が 母への思いで
胸が一杯に成った。  

母は 退院ではなかったのね?
 もう次は 
頑張らないから……… と少し落ち込み寂しげに
私に背中を向けた。

 え。次は 頑張っくれない?
一瞬 ドキドキしたけれど

母の姿を見て 愛らしく 心の中で
有難うを 
転倒させてしまい  本当に
ごめんなさい  を繰り返した。

母の背中を 擦りながら
顔を覗き込んだ。
ずっと2人で 乗り越えて来たから

此れからも 一緒よ
頑張って頂戴ね お願いしますと
頬を母の頬に ピタッと寄せた。

母は振り返り 私の手を優しく握って呉れた。

介護士さん ヘルパーさんらが
お部屋の
お引越しですよ〜〜と 頼もしく迎えに来た!

母に ホテルみたいな病室ですよ
早く回復して  お嬢さんを喜ばせて
上げて下さいね!
 
リラックス出来るから 大丈夫ですね?

では このベッドに横に成ったままで   
良いので 
さぁ お引越ししますね!

と 皆さんの声がけに 母は笑顔で
有難うございますと穏やかに返事を返した。
私も母の荷物を抱えて
笑顔でエレベーターホールに向かった。






#母の背中#母の顔#介護日記#素敵なお部屋#特別室#本当にごめんなさい#介護者#要介護5

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介護

病病介護を振り返り〜皆様 コロナご心配ですね

#最終期
#在宅介護
#誤嚥性肺炎


皆様
こんにちは。
いつも有難うございます

介護カウンセラー心理士のmarika75555です。

病病介護を振り返って〜を綴っておりますが
今 桜が次々に開花して美しい春を迎えておりますが 

コロナにより世界的に大変な事態となっております。
この事態での介護者の皆々様
そして大切な患者様を如何にコロナから守る為に
いろいろご心配かと思います。 

どうかどうか皆みな様がお健やかでありますよう祈っております。

私自身も実は膠原病と喘息でステロイド服用していますので医師から暫く外出禁止と
言われてしまいました。

しかしながら何かございましたらコメントでご相談くださいませ。
お役に立てたらと思っております。
宜しくお願い申し上げます。

お大事になさって下さいませ。





#こえのブログ#在宅介護#コロナ#免疫力#介護者#介護カウンセラー#終末期

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カンファレンス 介護 余命 在宅医療 看取り 誤嚥性肺炎

病病介護を振り返り〜 カンファレンスナンバー3 結論は如何に?

#最終期
#在宅介護
#誤嚥性肺炎


一般病棟へ! 確実に母は 退院へ向かって居るのだ!
本当に我が母上 は素晴らしい
私の心は躍って居た。

治療の効果と 毎日のベッドに拘束され
様ざまな
器具や線に繋がれて
苦しみ高熱と闘い
辛い日々を頑張って呉れた。

しかし母は私には笑顔で
私を愛し 信じて呉れた。

安心させる様に穏やかさを見せてくれて居るのだ。

音楽を聴いて居ても
実際は苦しく だるく 辛かったであろう。

母を見るにつけ
痛々しい姿で
私は病室を後にする時  涙が溢れ
足元が おぼつかずに居た。
治療は大事だが
もの凄く母を不幸にして居る気持ちさえして居た。

なので
訪問医師に 何とか在宅医療で 治す事は
無理ですか。
と私なりの治療方針を語り
相談したものだ。

やはり急性期には病院での加療が必要であり………
私は毎日 母に私の生命力と愛を せめて
与えに通い詰めた。

ソシャールワーカーには
退院に向かって居る!!けれど

万が一を考えて
私は最上階の特別室を 願い出た。

これからも何かと費用は掛かるが
私は せめて
いつも病を必ず
前向きに
私を信頼し 私を守る母の愛機の深さ故に!!
闘病克服して呉れた事を

そして
私達 姉妹を 父親役 母親役を立派に
こなして呉れた最高に尊敬 感謝
愛する
我が母の為には
特別室はあたりまえだと  余命宣告された頃から
思って居た。

特別室では やはり 介護士の見回りも多く
手厚い介護がなされる。

医師の回診も勿論多いのだ。
そうゆう面でも 安心がある。

此れが相部屋と個室 特別室との違い………

複雑な気持ちもあるが。

大きめの音量でクラッシック音楽等を
痴呆
せん妄 悪化予防に24時間流しても良い。

母は今回の入院で 41度の高熱と酸素マスクの
時は グッタリ寝入っていたが

38度台に解熱してくると
真っ白な広い緊急病棟個室で拘束された
治療 ストレスで
柔らかな静かな
せん妄が夜間に現れた位で
クリアーで安堵した。

本当にレビー痴呆症?!
いつも 私は不可思議に感じて居た。

でもADLを低下させない為にも必要な事は
私に 今出来るだけの 母への恩返しがしたい。

私は特別室へ
見学に上がった。

エレベーターが開くと廊下には
綺麗で重厚な絨毯が引き詰められ
ソファーが ズラリ。
大きな窓に素晴らしい夜景

更に歩き2重の扉

其処には特別室専用のナースステーション

特別室一つ一つに絨毯の色が異なり 玄関ドアー

部屋に入るとキングサイズのベッド
広い庭まで付いている。

更に回復したら
いつの日にかは
母を車椅子に乗せて
拘束されていた身体を心を癒やすために
母の大好きな夜景を見せて上げたい!

ソファーに移乗させて
母と私 並んでアイスクリームを食べて
貰いたい!

お庭から綺麗な景色と新鮮な空気を
味わって欲しい!!

イロイロ 先走り 胸が高鳴った。

特別室専用ナースステーションで
申込み書類を記入し  急いで
母の待ってる
緊急病棟へ 松葉杖で足早に戻った。

母は私の帰りが遅く
心配した様子であったが
母上〜 本当に頑張ってくれて素晴らしいわ!

退院は もう少し安全確保の為に 先だけれど
この病室から
上にあるホテルへ 明後日 お引越しよ!!

本当に 良く頑張って 良く我慢して
くれて 有難うで一杯よ。

私は つい早口に成って居たが
母は私の喜ぶ姿で 良い方向に事態が
回っているのを 感じて呉れて
良かったわ   を繰り返し

私に有難うを くり返しながら
背中を
擦って呉れた。

大丈夫 私は大丈夫よ。
熱が上がると大変よ
母のベッドの上半身を
少し下げて 私は語りながら
母の手を握り  時には背中を摩すり
肩を揉んだ。

母と私の見合わす瞳は輝いて居た。

すると 担当の医師が 今晩わ
と 母の様子を見に来て呉れた。
母に 向かって 良かったですね!
大丈夫ですからねと
カンファレンスの時と
全く異なり 優しい笑顔 声がけをして呉れた。

母は そうですか??
有難うございますと
医師と私の顔を交互に見ては
笑顔を見せて呉れた。

先生には感謝しております。
引き続き 母を宜しくお願い致しますと
私は丁重に挨拶をした。

はい あちらに移られても
私が出来るだけ 診に行きますから
あとは3人の医師も
一日に何回か 診に行くので
安心して下さいね
お嬢さんも 大事にして下さいよ(笑)
と言われてしまった。

病室 病棟の引っ越し
不要な物は 自宅に持ち帰ろう!!と
そっと   片付け始めたら
母は 無理をし過ぎては駄目よ。

自分の身体は 自分でしか
守れないからね!気をつけてね
と 温かい言葉を 少し疲れた様子ながら
大切な言葉をプレゼントして呉れた。

そうだ
此れから もっと 頑張らねば!!

母を休ませる為にも 今日は
この位で帰宅しようと 少し反省して

母に オマジナイの子守唄を歌い始めた。
母上  本当に今日もご苦労様です。
有難うね。
又明日ね 必ず元気で待っていて頂戴ね。





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カンファレンス 介護 余命 在宅医療 看取り 誤嚥性肺炎

病病介護を振り返り〜カンファレンス当日ナンバー2 結論は如何に?

    
#最終期
#在宅介護
#誤嚥性肺炎






いよいよ カンファレンスがスタートした。
私は緊急病棟の母の担当医師の真ん前に座り
医師は 母の治療カルテが見易い角度に
してくれた。

他には循環器科の医師
隣には外来で担当が変わったばかりの初めて会う女医
介護士2人
ソシャールワーカー

私の隣には少し遅刻して入って来た在宅医療のケアマネだ。

やはり終末期入院の患者さんの場合
大体 こういったメンバーである。
  
さて医師から 入院当初からの母の容態を時系列に 
口頭で 変遷が報告された。
 私は入院前の様子から服薬の薬を述べ
母の今回 使用された抗生物質の点滴の薬剤成分を
質問した。

毎日 母に介護にお見舞いに来て居て
薬剤の追加や変更があり 気に成って居たので  
介護士さんからは教えられない制度なので 
疑問 質問は しっかり聞いた。
ケアマネも私と同じくメモを  急ぎながら書きとめる。

炎症反応CRPや白血球 胸の音 レントゲンの肺炎の変化
嚥下 体重 睡眠 尿 熱の変化 諸々
質問し  呼吸科の医師や介護士からも 説明を受ける。

今迄の点滴カロリーや  いつ、嚥下食スタートか?

又緊急病棟は20日間しか入院出来ないので
退院に向けて今後の治療方針を尋ねた。

担当医師から
は もっと重篤になるかと 医師 介護士らは
夜も頻回に血液検査や 酸素マスクを考慮して診て居たが 
お嬢さんが毎日 遅く迄

御母様に語り 凄い熱心に介護し大事にされたのも
幸に転じ 体力 年齢を超えた頑張り
治療の成果が出たと話して呉れた。

ケアマネと顔を合わせ
やはり!関係すると笑顔で皆の顔を見渡した。

ケアマネも本当に熱心なんですよ…っと私の背中叩いた!

医師は酸素マスク使用せず明後日から
一般病棟へ行かれます!と笑顔で話した。

有難うございます!!
嬉しいですと立ち上がり頭を下げた。

一般病棟
間違いがなく退院へ!!



 

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介護 余命 在宅医療 看取り 誤嚥性肺炎

病病介護を振り返り〜 救急車で緊急病棟へ入院した母よ!カンファレンスの日が到来

#最終期
#在宅介護
#誤嚥性肺炎


私は 雨の日も台風で傘が折れる日も
母の緊急病棟個室へ祈る気持ちで
沢山のお見舞いやメッセージカード 
新しい下着やタオル を 抱えて
 皆勤賞物で
面会終了時間ギリギリまで

介護士さんらに交わり ある意味より丁寧に
母を介護し 心身を見舞った…

今日はカンファレンスの日だ!

母は私が こんにちわ
今日は体調は大丈夫? 苦しくない?
と尋ねると
明るく笑顔で 大丈夫よ
もう大丈夫だから 先生に退院させて下さいと
告げてくれないかしら?
本当に大丈夫よ。
毎日有難うね

と言って 私が大変だから 退院と
思いやってくれて居る気持ちを察した私。

うん
そうね  今日は先生達とお話し合いなのよ、 
母上の気持ちを しっかり伝えながら 私が
きちんと話し合いして来るので安心してね!

退院 嬉しい響きだ!!

母の尿袋が外されている!
わぁ 本当に一つ一つ母は克服
回復してくれて居る

嬉しくて 愛しくて 今日も前進!していると
母に本当に 本当に立派よ
よく頑張り 素晴らしい!
流石に 世界一愛する私の宝物よ
と 母を抱きしめて抱きしめて
離れたくなかった。

救急車で運ばれた日の光景が
脳裏に浮かび  余命宣告すら
されている 母よ
本当に素晴らしい!
立派に生きてきて 沢山の徳を積み上げ
人助けまでして来て
本当に神仏に守られている 確信した。

又我が家で 訪問医療介護で 
母との時間が持てるのだ  
 母の姿を見て 
嬉し泣きだ……

今日は私が膠原病とヘルニアの痛みで
コルセットや癌の疼痛薬
リリカ  トラマールを
マックス6錠ずつ服用してマイ松葉杖

でも毎日の母の有難き頑張りを
思うと 自分の辛さは遥か彼方へ遠ざかる
私には母の存在と笑顔が 史上最強のお薬である。

そう!母娘して お互いに そうだ!

有難い   スマホカバーのボケットには
 人間国宝と 二人で作品創作に出むく
故父の写真を入れてある
カバーを開けて見たら
父の満面の笑みと 大丈夫だよ…と
語り掛けて呉れる。

今日は ほら見て!と 母に 父の写真を
見せた。

あら パパの写真を持ち歩いて居るの?

まぁ懐かしい 此方は 鹿児島寿蔵さんね。 
よく こんな写真みつけたわね? と

懐かしい仕事の話も15分位
笑顔で話せて 母の幸せそうな 笑顔と
 熱心に
写真に見入る姿に
私は体内の血が騒ぎ 脳内モルヒネが
フツフツ湧き上がる勢いをドクドク
感じて居る。

母の体内にも同じ事が起きているはず! 
頬が淡くピンク色に成り まるで
乙女の様だ。

幸せの形はイロイロ有るけれど 最高の至福である。

私は介護士さんに カンファレンスはまだですか?
母の傍に居て大丈夫かしら?と 
ナースステーションに声を掛けた。
はい お声がけしますね
お待ち下さいねと明るい返事。 

母にプリン ヨーグルトを 食べれるかしら?
とオーバーテーブルに
箱から出した途端に

医師3人 介護士二人 ソシャールワーカが 
こんにちわ、お待たせしました。 
アチラへどうぞと 部屋に入って来た。

ブリンを食べさせたいので
何方か 介護士さん 母をお願いします!
と頼み  

私は元気に明るく 先生達と
 お話ししてくるわ!
直ぐに 極力早く戻るから
ユックリ安心して食べて居て頂戴ねと
母の手を握り 背中を撫ぜた。

直ぐに?待ってるからね
母は今まで楽しく談笑して居た私が いきなり
沢山の白衣を着用している医師達と 
部屋を出てゆく姿に
動揺を見せたが
私は必ず 良い方向への話し合いだと
胸を張った。

部屋は随分 遠いい 
介護士さんの1人が歩けますか?と
私に気遣いをみせて呉れた。
ええ 母の為なら 大丈夫ですよ!
笑顔で 今日は良い天気ですね
と答えた。

そろそろです
遠くて すみません 
介護士さんが私の心身をホローしてくれた。 

コツコツ コツコツ
足音が大きく院内に響いている。 

いざ!出陣
私は案内された広い部屋に入り 大きな電子カルテが
まず目に飛び込んで来た。
そしてレントゲン写真

ファイト!母上
ファイト!私
父の写真を再び見ながら祈る。

失礼致します。
松葉杖をデスクに掛けながら

本日はお忙しい中
お時間を割いて下さり有難うございます。
宜しくお願い致します。

と一礼してから 椅子に座った。
母上  待っててね! 
必ず良い知らせが
出来るからね。
母の笑顔を彷彿しながら
心の中で約束をして 私はノートを開いた。





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介護 余命 看取り

病病介護を振り返り〜緊急病棟へ入院した母よ ナンバー2


#最終期
#在宅介護
#誤嚥性肺炎

緊急病棟に入院して 連日 母の元に駆けつける私。

母の免疫力 気持ちがアップする様にと 
綺麗な花や 母の大好きな真っ赤な薔薇の花束
明るい色のストールやベスト 靴下を購入して
母にサプライズを繰り返した。
 
母は仕事人故に
私が連日 沢山の物を買って来るので
そんなに 大変でしょ?お金を使わなくて いいのよ、と 病人では無いような台詞を私に言うように 成った。
 私は
そのような事に頭が回るなんて
回復して来て証拠だわ!と 笑いながら
嬉しかった。

今日は医師に相談し
禁食の母に トロける美味しいプリンを
食べさせたいと申し出て オッケーを貰っていたのだ。

ケーキ屋さんの箱には母の好きな銀座の老舗銘菓が!
中には4つ入って居る。
え?と 母は 起き上がろうと頑張って呉れたので
私も嬉しく 母を ユックリ抱き寄せて
髪をとかし 熱々タオルで顔や四肢を拭いて
指も幾度も柔らかいタオルで拭いてから
オーバーテーブルを母のお腹辺りにセットし
上部をアップさせ 座位を整え

ハイ!母上の大好きな銀座のプリンよ。
ユックリ 一緒に食べましゃうね!

母は薔薇の花束と プリンに 目をキラキラと輝かせ
本当に綺麗な薔薇  それに食べるの?
ピックリした顔で微笑んで呉れた。
  有難うね 本当にいろんな事を有難うね
私に食べなさいと スプーンを差し出した。
 
私は母上らしいわね、
これは先生の許可を貰ってあるの!
母上の頑張りの賜物よ
二人で食べましゃうよ! 美味しいわよ
私も 嬉しく お腹が空いた(笑)

母は酸素がとれて自発呼吸に成り
熱は37.5度位に落ち着いて来たが
変わらずに心電 抗生物質点滴 氷枕。
  
母は食べられる幸せを噛み締めながら
このお店まで 行ったの?
美味しいわねと
私の労を幾度も労って呉れた。

介護士さんらも 何時も 真剣な顔つきだが
今日は まぁ 綺麗なお花に囲まれ
お嬢さんとスイーツ?
豪華ですね   ご褒美ね!と 
母に笑顔一杯に頑張りを 褒めて呉れた。
 
私は 嗚呼
早く今日にでも
母を退院させて私の介護で治したい!!と
早る気持ちを自重しながら
点滴の薬をメモしたり 心配なので
家から持参した器具で母のサチュレーションを
計ったりした。  

スマホで母の好きな曲をリピートして
聴かせたり
母の身体を 擦りながら 
一日模早く肺炎炎症が鎮静して 一般病棟に
移れないかしら?
と回復して又母を我が家に連れて帰りたく
願いながら 私もプリンに口をつけた。

嗚呼 幸せだ!
母は今回も必ず
回復してくれて居る。 良い方向に向かって居る!

私は大きな文字で
母にお便りと 似顔絵を描いて来た封筒を
渡した。
これは 私?こんなに若く綺麗じゃないわ と 
嬉しげに何度も似顔絵を見て呉れた。
 
本当に嬉しい
幸せな時間だ!
神仏に深く感謝して 母の頬にキスをした。
もう少しよ  声も出る様になり
本当に素晴らしい頑張りよ。

母上 万歳
母上 万歳
早く退院を目指しましょうね!!

私には担当医師の3人と
話し合い カンファレンスが待っていた。
必ず!良い話し合いだ!
張り切って ファイト!と
心の中に母の笑顔を思い切り焼けつけた。

#緊急病棟
#誤嚥性肺炎
#カンファレンス
#禁食
#美味しいプリン#母上#ユックリ#賜物

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病病介護を振り返り〜 母の居ない春分の日

     
#最終期
#在宅介護
#誤嚥性肺炎
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半年前に不憫な辛いお別れをして
涙を堪え 喪主として母の告別式を行い 施主として母の納骨式を執り行い 

母の存在しない春分の日を
迎えて居る。

母は女流工芸家ナンバー1として 父親役として
豊かに姉妹を愛育 教育 贅沢な習い事 留学まで
させて呉れた。 

客観的に見ても 母の様な尊敬感謝する方は
なかなか出逢いは なく 私には 母は全てであった。

最期の最期まで 不平不満を言わず
気高く美しく  立派であった。

だから母を誇りに思い 私の命のある限り
私の心と身体の中で 永遠に共に生き続ける。

母は生き神様の様な人であった。
私には どの様にしても
追い越せない雲の上の母。

晩年 そのような母と暮らし在宅介護に頑張れて
良かった………





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病病介護に振り返り〜 緊急病棟個室へ入院した母よ

#最終期
#在宅介護
#誤嚥性肺炎


翌日は昼間に病室に着いた私。

一般病棟の看護師さんとは異なり
男性の看護師さんも多く 腕が良く俊敏な仕事ぶりだ。

私がの提案や質問にも丁寧に掘り下げ
医学的知識も深い。

私が20歳代の頃
誤診に遭い 免疫系を破壊され膠原病とベーチェット病で3年寝たきり
痛みで紙すら握れず七転八倒していた。
失明の危機にも遭った。

その結果 結婚したての私は母と主人に心配と
大変な介護 苦労を掛けた……

膵臓裏の小さなランゲルハンスから分泌されるコルチゾールが出なくなり
少しのストレスや過労 異物ウイルス混入で 
全身 指から全て猛烈な腫れや痛みで立つ事も無理な状態に陥り
命さえ危険だった。

徐々に回復し奇跡的にアクティブな私に戻れたのは
母の深い愛
海外駐在員の辞令を幾度も命令されては辞退して呉れたエリートの主人の労りと介護
そして母譲りの私の意志の強さからだった。

その医療裁判に向け2年間
私は医学部で学んだ。必ず裁判に勝ち
家庭混乱 重篤な病の身体にされた私は初歩的なミスを侵した医師に反省して欲しかっだ。

そして尊敬し合っていた主人に力量を存分に
発揮して欲しくて私が身を引き離婚までに至った。
勿論 主人は仕事より私を選んで呉れたが 
私が足を引っ張るわけにはゆかない と悩み抜いた結論だ。

話が脱線したが
私が気力と母への愛で介護に自らの命を掛けられる理由はこの事件にも起因するからだ。

既に前回
 母は大腿骨骨折 寝たきりに成った時点で
余命を宣告されている。

しかし必ず! 私が母を幸せな気持ちで
再び 安泰で長生きさせると決意した以上
私自らの病を気力と薬をで余命を封印した。

抗生物質が菌に反応し効果が現れ
38度台に母のすざまじい41度の高熱が
下がり始めた。良かった!!

変わらずに管だらけで 心が壊れそうな私だが
男性看護師さんが  様々な苦痛や環境の変化により  癌や腫瘍が胃腸にできたら大変な事態になるからと
それを予防する注射を点滴管に注入した。
なる程…… 今迄 母がオペや長い入院の際には こういった処置 予防はなされなかったので
やはりICUに凖ずる 緊急病棟の治療は流石だと感じた。

私の誤診 入院の際にはステロイドを一日12錠!と
当時39キロの細い私の身体は副作用だらけで その中に酷い胃潰瘍 胃に水が溜まり
体重は20キロ台に減ってしまったものだ。
一年間 重湯しか口に出来なかった。
歩く様に成るまで
悔し涙を流し 一人黙々とリハビリに励んだ。

母には医師や看護師さんらが懸命に治療に
あたってくれて居る様子を目の前で見て居て
少し
私の心が穏やかに成った気がした。

母もサチュレーションが下がると酸素マスクを付けられ 状態が良い時は 鼻からの酸素で
私に 少し楽に成ったのよ………と
まだ苦しそうに身体を 捻じる様な動きも
見えたが
気持ちは同じく 落ち着いて不安げな顔つきから
柔和な時間が少しずつ 垣間見える。
楽観は駄目だが
必ず!大丈夫と母に繰り返し告げた。

必ず!!早く治してお家に帰りましょう
指切りげんまんよ と笑顔で母を抱きしめた。
二人で一つよ。
私の言葉に疑いを持たずに信頼しきって
闘病に励む 我が母の姿に胸を打たれどうしだ。

私がナースコールを押すと二人の看護師さんが
一瞬にして飛んで来て 私の質問や こうして欲しいと願い出ると直ぐに慎重に相談し
介護士長さんが答え説明に来て呉れた。

これには心強く 母も気配や丁寧な口調を耳にして
安心しながら
辛い治療に頑張ってくれて居る。
これこそ
救命病棟 救命病院の務めだと感じた。

未だに 在宅医療しているのなら
お帰り下さいと冷たく 口にした医師の言葉は何だったか?見殺しにするつもりか?
恐ろしさを痛感した。
あのまま 帰宅して居たら
助かる大切な命が~ 信じられなかった。

母は私が傍に居る姿を見て 手を繋ぎながら
安心した様に寝入った。

母の寝顔を見て  今迄 本当に感謝で一杯。
私は母の娘に生まれて世界一 幸せだと
心から誇りに思った。
何時も 何時も頑張りどうしね、本当に有難うね。

又必ず 在宅介護で 母の苦労 頑張りに
報い 親孝行に専念しよう!!と
気力が増した。


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#終末期医療#誤嚥性肺炎#緊急入院#緊急病院