毎日 私を信じて 歩けなくなり トイレも行かれずに 嚥下食のみ お茶と言ってもどろどろの固まり あちこちから 点滴
男性の介護士さんに 陰部洗浄やオムツ交換をされる母……… 飲み薬も雑な看護士さんだと
口の中に 錠剤が ジャリジャリに 残っている。
私は どうしても 母に申し訳ない気持ちが
胸の深部にあり 天に召される時は一緒と
覚悟を決めていた。
だからこそ! 母の余命の毎日を 二人
二人三脚で 母の身体を 私がメインに触れ
介護をしてゆきたいのだ。
母の退院日が 決まったと 看護士さんが
部屋に飛び込んで来て 退院しちゃうの?
寂しいな… と 母の手を繋ぐ。
後から3人位の 看護士さんも 寂しいわ!
病院のアイドルが 退院しちゃうのね。
母は 私に本当に?と いつ?と
きょとんと 可愛い笑顔で 皆さんに拍手されていた。良かった! 母は本当に立派だわ
私なら 自分が具合いが悪くとも きちんと
皆さんに お礼をお行儀よく 綺麗なしくざで お礼なんて 出来ない… と 頭が上がらなかった。
ケアマネさんが 果たして 母の部屋の諸々が 在宅介護に 適する環境か?
検査に 役所のスタッフと自宅に 見にくる。
さらに、 母の生まれ 性格 趣味 仕事
諸々の下調べだ。
その後 我が家で 訪問医師に初めて会い
沢山の 契約書類に サイン 捺印
特にお願いしたい事 それから
介護保険で 利用出来る介護用品レンタル品
どのような 介護ベッドが 今の母に 合うのか?
又 真夜中 オムツ交換に 私が無理な時に
連絡し やって貰う業者さんが 特殊の連絡電話の設置に来た。
環境は介護に適すると 合格を貰った。
明日は いよいよ 母の退院日を迎えた。
すっかり 変わった わが家 母の部屋を
見渡し 私は 少し涙を溢した。
殺風景になってしまったな。
母の香りが 薄くなってしまった。
母はこのお部屋に 慣れてくれる?
母の退院日の朝に 大型電動介護ベッドが
パナソニックから届き 組み立てに 時間を要した。
新しい 敷布 毛布 枕 布団
ターンテーブル
私は 工程が終わると オムツの宅配配達も依頼する この方たちに 明るく お世話になりますね!
ご苦労様 と 声をかけて 母の病院へ
タクシーで ダッシュした!
母の様態に 変化がありません様に
頑張れ 新しい生活のスタートだ。
母は頑張って 私は 母の為なら火の中水の中!
と 拳を高く上げてファイト
と お腹の底から 叫んだ。
今 迎えに やっと!行ける
母上 待って居てね。
#最終期
#在宅介護
#誤嚥性肺炎