私が 介護士長や 介護士さんらに 注意を
促し気をつけて欲しいと
つい 叱ったり 願い出たのは
けして 我が母だけを特別扱いして
しっかり!
看て呉れと言う 自惚れではない…
マンモスペイシェント あの娘は煩わしい 等
思われても構わない。
自らの膠原病や喘息 ヘルニア等と
闘病している経験と
命を掛けて
母の人生 母の闘病を目の当たりにして
実際 在宅でも懸命なる介護をし
細心の注意を払い 私がキーパーソンとなり
力を尽くしても 祈りに祈っても
そう簡単に 病は治癒 寛解は しない。
してはくれない。
患者さんは辛く
メンタル的にも不安なのだ。
死と隣り合わせ ……が語弊は有るが
リスクは必ずある。
昔は 医学が今の様に高度に発達していない
状態にあり まっとうな検査治療も出来ずに
早死に。
医学は 人間の身体に対して
防御的であり 片や攻撃的なアプローチをする。
身体の防御を強め 闘病に打ち勝つ為に。
身体は筋肉と骨で組み立てられ
細胞の固まり……
脳と言う電気器管 心臓ポンプの頑張り
特に自分 自らの闘病の際には
所詮 如何に
学び 仕事に邁進し
闘病で のたうち回っても
もがいても 人間は細胞の集まり過ぎない?
弱い存在だな… と
ふと 感じた事がある。
しかしながら
母の場合には 余命宣告され
幾度も、ひつこく言われ
看取りの話迄
再三出ている。
なのに私を愛して信頼してくれて
将来に希望を抱きながら
か細くなった身体でも
奮闘してくれて居る。
如何に丁重に
愛や
敬う志 感謝の気持ちで
介護に 携わらせて貰う!という
人間愛の
心替えが必要か
分かって居ないと
失望し喪失感すら 感じた。
娘の私でさえ 自らが母の介護を
出来る 有り難みを感じながら
感謝を
していると いうのに……
結局 私は やはり
危なくて心配で
毎日 母の部屋に通い
面会時間終了迄
ひたすら
母の心と身体に 寄り添い
気づいた点は
介護士 介護士長 医師に伝えた。
けして怒り口調ではなく
私と共に 看ていきましょうと。
すると
介護士さんらが
口を揃えて言った〜
やはり お嬢さんの いらっしゃる時には
御母様は 体調が良くなり
笑顔で 動きも 会話も 活溌になると。
私は 人間の身体に とり
不安 ストレス 機械的な扱いは
大敵であり!
幾ら
点滴を増やしても
簡単に 上向きには成らないと
話した。
患者さんを
自分達の家族
親戚 近しい人と 思いながら
けして
流れ作業の様に
粗末に
接する事の無き様に
介護士長に 介護士さんらに
念を押した。
早く在宅で母を守りたい。
母も特別室に居たような
前向きな明るさや
笑みが隠れて
気力が落ちてゆくのを
感じた。
可愛らしい ぬいぐるみで
私が明るく戯けたり ピッタリ
寄り添い 介護をすると
私の身体を案じて
いつもの 母に戻り
座って
少しやすみなさいね
やはり ママの娘は世界一よ!
と 言って呉れた 時には………
母が不憫で 温かく 頭が良くて
全て
把握し
おみとうしだ………
この命 ただ一度
この命 ただ一つ
私は初めて
母の枕の横に顔を埋め
慟哭し 大きく 身体を震わせた。
母の弱い力
優しい手の温もりを
頭や背中に 感じて
更に 泣いた。
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