救急車が病院へ到着した。
母の酸素飽和度は酸素マスクのお陰で数値はアップしたが
高熱41度が不安だ。
顔は真っ赤で やはり苦しそうである。
緊急処置室に運ばれた母。
私は待合室で長く待った。
救急車で駆けつけたのが、こんなに待たされるとは? 胸がドキドキ鼓動を打つ。
誰か 姉が精神疾患でなければ 直ぐに電話で
判断を医師に万が一 聞かれたら相談出来るのだが。
落ち着け 私!
絶対大丈夫
冷たいカン珈琲を片手に 神仏に祈る。
トントン 私は心配で立ち入り禁止の処置室に入り 母を見つけた!
数人の介護士さんらに 如何ですか?と母の容態を尋ねながら母の身体を抱いて頭をさすった。
検査は一応済んだらしいが口ごもる介護士さん達。
医師は?どちらに
結果は どうでしょう?!話を聞きたいと思わず
強い口調に成っていた。
私の目は 母の目と見つめ合っていた。
10分後に医師が3人現れた。
様々な検査数値は聞けた。
入院の状態だ!
しかしながら
医師からは 在宅介護 在宅医療を受けてますよね?
入院は なさらない方が良いですよ。
在宅介護 在宅医療をしているのならば
家での看取りを覚悟したはずですよね。
私は驚き 最終的に無理と判断された時には
我が家で看取りをしたいとは 確かに告げましたが
今は母は覚醒していて 病院で診て頂ければ助かり治ります!こんなに高熱でも 私には、しっかり頑張って意思を伝えてくれて居ます!もう看取りを︙!
私は疑問を抱き
一番年長の医師に 早く治療をお願いします。
経口で嚥下食や薬も摂れます。
内臓の働きも落ち着いて居ます。
医師は緊急病棟に連絡を入れ 私に分かりました。
今から緊急病棟へ上がります…
私は有難うございます。母を必ず助けて下さい
訪問医師には今から連絡します!
私は介護士が迎えに来るまで
又待合室に出された。
何とか入院に しかしあの医師がいなかったら?
頑張って居る母が不憫で頭に血が上り
老人を大事な命を侮るな!
廊下で思わず涙を何滴か落とし叫んだ!
母が処置室から介護士さんらにタンカ押され緊急エレベーター。
緊急病棟広い個室へ!
なんとナースステーションの真ん前だ。
早速 酸素 点滴治療スタートし
介護士とパジャマへ着換えを手伝いながら
母には 又お風邪を引いちゃったのよ、早く病院に来たから直ぐに 良くなるからね!と
笑顔を見せて 手を繋いだ。
母は辛いのに又
綺麗な瞳を私に見せてくれた。
うん と言う仕草を答えて呉れた。
これで 帰宅させようとした医師団を
改めて悔しく思い返してしまった。
この気持ちをバネに私は毎日
母の元に通う!心に誓った。
母には ユックリと目を瞑り 眠ってね。
今から 入院に足りない物を急いで
持って来るわね。安心してね。
直ぐに戻るわ!
母は少し不安げな寂しそうな顔を私に
向けて こうこうと明るく電気がついた広い部屋の
ベッドに管だらけで
私は母に 頑張ってね!二人で一つよ。
必ず又お家に早く戻れるから。
心の中で呟き…祈る。
ナースステーションにいた介護士さんらに
脇の下にもアイスノンと 電気を少し暗くする旨
頼んで タクシーでまっしぐら我が家へ急いだ。
価格:1,470円 |
価格:850円 |
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