私は 相変わらずに
膠原病合併闘病中の身体である。
世間は お盆休みでも……
酷暑 豪雨の中
自らを叱咤激励しながら 検査 通院
そして 前向きに 闘病に努めて来た。
同時に 私が 最も敬愛する
母上様の
人生を想い……
大切な
終末期 での
麗しき 顔だち
穏やかで 軸をぶらさずに
らしさを…欠かす事なく
果敢に
果敢に 闘う 小さくなった母上様の姿……
一挙手一投足を
振り返りながら
母上様の 此の 大事な ご命日法要
この日の為に!!
私は より良い状態で
迎えたく
自ら 毎日の闘病の 努力を
大切に積み重ねて 来た。
ご命日……… しみじみ
今 改めて 感じる事は
そろそろ 母上様は 自身の人生は
もうそろそろ ……… 終わるので在ろう……と
深く 理解し 悟り
覚悟を 心に抱きながらも
おおらかに 明るく 振る舞い
愛娘の私を 悲しませぬ様に………と
状態の 良い時間帯には
眠りから覚めると
私の顔を 満面に笑みを浮かべ見上げながら
明るく とっても…… 嬉しそうに
優しく 強く 私の手を握り締め
母上様と 愛娘の 愛唱歌を
幸せそうに
出来るだけ 大きな声で
丁寧に 声を込めて
歌い出し
私も 共に歌い
至福の利を 刻んでくれた。
看護士さんの 担当が
変わる日には 懸命に起き上がろ!!と
頑張り 母上様は 丁寧に
しっかりと 満面の笑みで
挨拶を交わしていた………
お見舞いの 方
お弟子さんには
心優しく 包容力と オーラさえ
垣間見える 愛おしむ 接し方を して居たのだ。
こういった
母上様を 世界中の誰よりも
慈しみ 愛し 理解して 命を掛けて
尊敬 感謝して居る私は
どんなに 具合が
悪くども
途中で
倒れようとも
ご命日法要に
行かないわけには ゆかぬ………
行かない選択肢は 有り得ぬ事。
施主で在り
両親の墓守で在る私。
脳裏には………
来年の 今日
より 状態が悪化して居たら???
入院して居たら??……
不安も リアルに
フツフツ 湧き上がる。
母上様の マリア様の様な
一挙手一投足を 想いながら
オーラで 煌めく
遺影の母上様を 見ながら
私は
大丈夫
ゆっくり 起き上がり
ベッドに 座る。
時間は 予定より
遅れて居る………
心臓 脈が早まるが
焦りは禁物
ゆっくり 大きなお薬ポーチから
沢山の 内服薬
いくつかの 点眼薬
そして 皮膚疾患の ステロイド軟膏等を
ベッドサイドテーブルに
並べてゆく。