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余命

敬愛なる両親の眠る 東京 菩提樹へ 〜 電車とバスを乗り継いで!

3月  弥生。

優しい光が  闘病中の私の  身体を  ふんわり 

包みこみ

暖ため て呉れる。

 穏やかな風の     囁きが     私の心を豊かに   弾ませる。

敬愛なる   両親は   工芸作家として

世に   日本伝統工芸に     文化に貢献し

今も なお

姉妹を    愛して   守り   微笑み掛けて呉れている。

痛む身体を おして

   最愛なる

   宇宙一    尊敬する      母上様に 会いたくて

命日を迎えた 父に   祈りたく

ゆるり   

ゆるり

私の今の身体で

片道   2時間余      掛けて   菩提樹へ………

心は   特急    に   掛けぬける。

汗や  小雨が   額に

ポツ  ポツ………

ああ      

幸せで  嬉しい      温かい。

   極楽

菩提樹の庭は

紅白の   枝垂れ梅      八重椿が    咲き乱れ

水仙が  高貴の香を放つ。

母上様    父上様   

私は    

無邪気な  健やかな    子供の様に   両親を呼び

階段を   必死に   上り

やって  参りましたよ🌺〜

と    満面の   笑みで   近寄る。

ビカピカに    お掃除に励み

お花を    生ける。

沢山の    お線香を  お供えしてから

感謝の祈り

人生を  振り返り

沢山   懐かしく 会話を   楽しむ。

私は      痛みを忘れた様に

雛まつり     の 

歌を   心を込めて   

3番まで       明るく    楽しく

感慨深く     唄う。

両親の     笑顔が   閉じた   瞼に   浮かぶ。

この上もなく     眩しく

光に満ち溢れ 

慈しみ の  笑顔で        

私を   見つめて居る。

やはり     来て良かった。

不安も     痛みも

振り払い        ひたすら     ひたすら

やって        来た。

この日

 日曜日は   寒の戻り

小雨が降っていた……

両親の  人生の軌跡

   作品の数々が   脳裏に  足早に過る。

    

授かった  私の命。

与えて 呉れた      与え続けて呉れている

深い

教え     愛     守りを   

     無駄に することは   けして    けして

けして    しまい。

私は    思いを  更に強め

やはり    

素晴らしい     両親の愛娘に

生んで貰えた    奇跡に    深く

幸福を    感じ

暗くなる迄

ひたすら      居心地の良い

菩提樹に    佇み

両親に     感謝    愛を…    捧げていた。

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余命

近頃 思う事……… 闘病中だからこそ 命ある有り難みを感じる❣

 命 在る事に 深い 有り難み感謝を 深く 感じる 昨今

身内 親族 友人 だけではなく………

有識者 有名人 立派な方がたが素晴らしい 功績を 現世に残し天国へ 召されてゆく……

国内 世界中 見渡しても 争い 戦争 地震 自然災害 等で尊い 健全なる 命が ……… 

哀しみ 深い悲しみ 黙祷。

私は 膠原病合併闘病中〜

コロナ渦 痛み 怠さ 辛さ 焦燥感 悔しさ通院 検査 入院………

心身共に 足搔いては居るが

自然の変遷 美しさ を 感じられる。

寝たきり から お散歩が 出来る様になり口中ガラガラ カビに侵襲され話さえ 出来ずに居た 私が

電話に出られ 

 美味しく 食事をあじわえ

前向きに まだまだ 寛解を目指し 頑張れるメンタルが在る。

沢山の 皆さまとの 繋がり〜絆 により パワーアップする事も出来るのだ。

嗚呼 何と有り難き事。

嘆かず に マイペース!!極力 明るく 私は私。

自らに 自信を持ち 欲張りな位に目標 夢を 掲げて一日 一日を 大切に 生きてゆきたい。

いずれ生物 生きとし生けるもの私達 人間も

 平等に 天国に召される………

その時は最愛なる 母上様 

敬愛なる 両親 に 

親族 恩師 友人らに 又 会えるのだから 怖れる物は無い。

自らを 愛し 労り人様のお役に立てる 存在で在りたい私……。

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余命

病病介護を振り絞り  今 私が愛と死の輪舞曲?






最愛なる母の一周忌法要  
 そして 
   お盆を お弔い  

菩提寺にて

施主としてお墓参りしてから  直後

  
  なんと 私は 耳が激痛❣

   リンパ腫と判明 悪性リンパ腫?

  
  長く 病院で待たされ 吐血

   コップ一杯半の吐血!!

  緊急搬送され 短期入院で検査を受けた。

 まだまだ  長丁場で
    検査 通院 治療

   勿論  オペも考えられる。

  一時は 不安 落ち込みが襲う

  今は  母を在宅介護して
    母を見ていて

  学ぶべき事柄が  沢山出来たお陰で

   ドシ❣❣❣

   根性が 座る。

  
  母を 更に更に
    近く  感じて
   幸せせだ。

 私は  見知らぬ?病ながらも
     幸せである。

  
  耐えてみせよう!!

    母を見習い
      母と  約束した。

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#在宅介護#悪性リンパ腫#お墓参り#吐血#法要#菩提寺#リンパ腫#介護日記#母との約束






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介護 余命 在宅医療 看取り 誤嚥性肺炎

病病介護を振り返り〜母の急変ナンバー2

#最終期
#在宅介護
#誤嚥性肺炎


何故 看護士さんが
母の付添を離れ 一人長く放置されたのか?

ナースコールが立て続けになり
母に
お一人で 少し待っていてくださいね

と 声がけして
その彼女は 手漉きの看護士さんに
母を 部屋に戻すようにと
口頭で 告げて その場を 去ってしまった

バトンを受けた 看護士さんは
母の顔も 部屋も分からずに
ナースステーションやら
駆けずり回っていたと。

このフロアーか 下のフロアーの
患者さんか さえ 聞かされずに
分かりましたと  バトンを
受けてしまい

その結果が  こうだ

あまりにも  初歩的なミスに 私は
呆れかえり   言葉を失った。

やっと医師が どうなされましたか?
と 母の部屋に外来から
飛んできた。

先生
心臓病もあり ステントが入っている身体
で  肺炎

なのに  もう?!
リハビリとは?
其れも   朝は一時間
今は  エレベーターの近い廊下で
一人 放置され   私が発見しました

一体  無茶苦茶な  有り様

直ぐ 看て 治療してください!!

医師は
え!?
本当ですか?

焦りながら 母の診察をして
看護師長に  後で詳しく説明して!
と 怒りながら

処置の指示を 与えてゆく。

看護士より  普段の介護を
している  私の方が細かい 母の情報を
把握して居るので

医師に 伝えた。
はい はいと 医師はメモしながら
私に 申し訳ありませんでした。

今  指示を与えましたから
又   士長から  外来に連絡を
入れさせますから
もう一度   外来を終わらせてから
伺いますね
すいません   外来に行きますと 私に
一礼し  走り去ってゆく。

処置
 
案の定  血圧低下に
心臓の動きが弱まり
血糖値も低め

酸素飽和度は  ぎりぎりセーフ?

早速
点滴 が増えてしまい スタート
酸素は 鼻から

微熱があり 氷枕も あてがわれた………

酸素が 上がれば
母も 目を開けて呉れる

一体 なんて事だろう

何と無責任な!!
私は  看護士長   ミスをした
看護士を  部屋に呼ぶように
伝えた。

私は  クレーム担当ではない!!

穏やかな 安心出来る環境で
明るく  
治療を受けながらも
個室で   音楽や 沢山の花に囲まれ

母に より早く
元気に回復して貰いたい!!

そして一日でも早く
在宅介護  在宅医療を

それが
私の望みである。

私は クレーマーでは
ありません!!
看護スタッフに   然りつけた。

私自身も 20歳代に 誤診に遭遇して
大変な事を  経験し
今に至るが

こんな  無様な失態を
見た事  経験した事はない……

どうか
体力低下から   母の肺炎が増悪せぬ
様に    母の身体を摩すり
祈りに祈り

訪問医師に電話を入れた。







ウイルス除去率99%チャーミスト




#心臓病#肺炎#リハビリ#初歩的なミス#介護日記#介護疲れ#要介護5#バリアフリー#血圧低下#看護士さん

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介護 余命 在宅医療 看取り 誤嚥性肺炎

病病介護を振り返り〜 一般病棟個室での母の頑張り!!

#最終期
#在宅介護
#誤嚥性肺炎
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ある日  私が母へお花やプリン等を買って 

母の病室へ 明るく
 張り切って  母上〜来たわよ〜と
入ってみたら   ベッドは空。

あら?検査かしら?
何も聞いてない。

 まさか 緊急病棟? 
 ドキドキ不安が過る! 
急変!? 

 
介護士さんに 聞いても
緊急病棟へは 移動していないと。

車椅子もない〜  何か するなら 
私に伝えて貰わないと(汗)
困る!!

 
ナースステーションに声がけしたが
皆 が 口を揃えて
 お部屋にいらっしゃるはずです…よ

呑気な  返事である。

私は あちらこちらの
廊下や  窓の有る 通路を 走り回る。

と!!

母が車椅子に拘束されて  
項垂れて   
 一人ポッチで窓の方へ
向かされて居る!!

え???
一体  何か?リハビリなら
介護士が 傍に居るはずである。

母の血圧が低そうで
顔色も白く  手もつめたい!

私は
急ぎながらも 母を個室に向かって
丁寧に 声がけしながら
車椅子を押した!!

しかも遠いい距離 
何て事だ!!   
信じられない

部屋に着くと
ナースコールを 何度も押した。

なかなか誰も来ないではないか!!
なんて   怖ろしい事を 

母は 私に頷く位で
反応も弱い!

疲れきり 寝入っているのか?
この冷たい 頬  指は?

次に 談話室  スタッフルームを
ノックして 歩き 介護士長を探し回っだ。

やっと ある 談話室で
患者さんと話し合い中の介護士長を
見つけ出した。

 私は介護士長の名前を呼び
母の状態を話した。

 
説明は  言い訳は??

車椅子に座らせて
筋肉を落とさぬ様に と 介護士に
看させながら  30分 ベッドから
移乗させたと

そんな  無茶な!!

私は状況を 急いで
説明する

誰も付き添いは居なく  母は一人 項垂れて
車椅子に
意識レベルも薄れ
真っ白な顔で  様子が  悪い!!

早く 母を看てくれと 
私は 杜撰さに 怒り 

ナースコールにも
応答無し!     どうゆう事か!?

早く!!!  来て下さい
早くと     介護士長に

怒鳴る気持ちを
   必死に 堪え

手招きした。

  介護士長は
驚き    私に又  謝り
私と共に   母の部屋へ
走った!! 

 何故?  他の介護士さんらも
母の行き先も
把握出来ずに   付き添い介護士は 
何処に  行ったのか!!?

流石に  命を預かる医療現場で!!
あり得ぬ事を   と
怒った。  

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#リハビリ#車椅子#談話室#ナースコール#介護日記#要介護5#プリン#冷たい頬#介護士さん

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介護 余命 在宅医療 誤嚥性肺炎

病病介護を振り返り〜 命の尊さを痛感し悩む日々が継続

#最終期
#在宅介護
#誤嚥性肺炎


私が 介護士長や 介護士さんらに 注意を
促し気をつけて欲しいと

つい 叱ったり 願い出たのは
けして 我が母だけを特別扱いして 

しっかり!
看て呉れと言う 自惚れではない…

マンモスペイシェント あの娘は煩わしい 等
思われても構わない。
 
自らの膠原病や喘息 ヘルニア等と
闘病している経験と 

命を掛けて 
母の人生  母の闘病を目の当たりにして

実際 在宅でも懸命なる介護をし 

細心の注意を払い 私がキーパーソンとなり

力を尽くしても  祈りに祈っても
そう簡単に 病は治癒 寛解は しない。

してはくれない。

患者さんは辛く
メンタル的にも不安なのだ。

死と隣り合わせ ……が語弊は有るが
リスクは必ずある。

昔は 医学が今の様に高度に発達していない
状態にあり  まっとうな検査治療も出来ずに
早死に。

医学は 人間の身体に対して
防御的であり 片や攻撃的なアプローチをする。

身体の防御を強め 闘病に打ち勝つ為に。

身体は筋肉と骨で組み立てられ
細胞の固まり……

脳と言う電気器管  心臓ポンプの頑張り

特に自分 自らの闘病の際には
所詮 如何に 
学び 仕事に邁進し

 闘病で のたうち回っても

もがいても 人間は細胞の集まり過ぎない?
弱い存在だな… と
ふと 感じた事がある。

しかしながら
母の場合には  余命宣告され
幾度も、ひつこく言われ  
看取りの話迄 
再三出ている。

なのに私を愛して信頼してくれて
将来に希望を抱きながら

か細くなった身体でも
奮闘してくれて居る。

如何に丁重に 
愛や
敬う志   感謝の気持ちで
介護に 携わらせて貰う!という
人間愛の
心替えが必要か

分かって居ないと

失望し喪失感すら 感じた。

娘の私でさえ 自らが母の介護を
出来る 有り難みを感じながら
感謝を
していると いうのに……

結局  私は やはり
危なくて心配で
毎日 母の部屋に通い
面会時間終了迄  

ひたすら

母の心と身体に 寄り添い

気づいた点は
介護士 介護士長 医師に伝えた。

けして怒り口調ではなく
私と共に 看ていきましょうと。

 すると
介護士さんらが
口を揃えて言った〜

やはり お嬢さんの いらっしゃる時には
御母様は 体調が良くなり
笑顔で 動きも 会話も 活溌になると。

私は 人間の身体に とり
不安 ストレス 機械的な扱いは
大敵であり!
  幾ら
点滴を増やしても

簡単に 上向きには成らないと
話した。

患者さんを
自分達の家族
親戚  近しい人と 思いながら

けして
流れ作業の様に
粗末に
接する事の無き様に 
 介護士長に 介護士さんらに
念を押した。

早く在宅で母を守りたい。

母も特別室に居たような
前向きな明るさや
笑みが隠れて  

気力が落ちてゆくのを
感じた。

可愛らしい ぬいぐるみで
私が明るく戯けたり  ピッタリ
寄り添い 介護をすると

私の身体を案じて
いつもの 母に戻り  
座って
少しやすみなさいね

やはり ママの娘は世界一よ!

と 言って呉れた 時には………
母が不憫で 温かく 頭が良くて

全て

把握し
おみとうしだ………

この命 ただ一度
この命 ただ一つ

私は初めて
母の枕の横に顔を埋め
慟哭し  大きく  身体を震わせた。

母の弱い力
優しい手の温もりを
頭や背中に  感じて
更に 泣いた。





#ぬいぐるみ#母の心#人間愛#メンタル的#介護日記#要介護5#バリアフリー#介護ベッド

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介護 余命 在宅医療 看取り 誤嚥性肺炎

病病介護を振り返り〜  特別室から 一般個室へお引越し!

#最終期
#在宅介護
#誤嚥性肺炎


私は 母の回復を願い 新しいフロアーの
医師や介護士さんらが
良い方達で  しっかり
 母を診察 丁寧な介護に携わって呉れる事を
願いながら

エレベーターを母の肩を抱きしめながら
特別室の介護士さんらと

新しいフロアーのナースステーションに
声を掛けて  先ずは 介護士長という
又 初めて会う  女性に挨拶をした。

何だか 心細い方だな(汗)

随分 特別室の面面と違うな……内心ショックを
受けたが 

 一応  ナースステーションに
居る 介護士さんの 顔と名前を
見ながら  一人一人に挨拶をした。

その間  母は一番奥の ナースステーション
斜め前の個室に  移されていた。

母の名前の上には 重篤患者を示す赤丸シールが
まだ 貼られた………

もう 黄色……中程度に(泣)
 シールを見つめて佇んだ。

赤丸シールを見つめて  スマホで撮影した。

必ず 赤丸→黄色ー    そして白丸になり
退院させて 我が家で訪問医療  訪問介護

最期の親孝行に 私が!!
徹夜の介護も 惜しまずに  母の傍に
必ず居て  安心感を与えたい。

部屋は広く ベッドも大きめで
窓も広く   ナースステーションが近い
のは 少し安堵した。

母は既に ベッドに座らされていた。

先程の輝く笑顔から
不安げな 元気のない雲った顔付き。

角度が辛そうなので 私が
大丈夫よ ゆっくり ゆっくりだから
目眩はしないわ

と 母と目を合わせながら 目線を合わせながら
本当に ゆっくり ゆっくり
ベッドの角度を上げ70度位にした。

母は ああ、 楽に成ったわ
と 少し笑みを浮かべて呉れた。

あの角度は 私だって
呼吸がしずらいわ
とカチン!と 来たけれど

今日 引っ越したばかりだから 仕方ないか?

徐々に 介護士さん 一人一人に
穏やかに 明るく 母の状態やサジェスションを
伝えながら  
より快適な入院生活を
母に送って貰わなければと   
考え直した。

そして 新しい介護士さんらが4人程
入って来た。

母の身体のチェックを開始しようと

いきなりのスピード!でベッドを
真っ平らに下げた!!

母は 目眩が
目眩がする   止めて!!と!
 ベッドを柵に
細い腕で 必死に掴んで居る。

私は
まさか!!(汗)
嘘!!信じられない。
悪夢だ!

母の年齢や 病状を考えてください!
物を扱うみたいで いきなりは
酷いですよ!!

何故?声がけをしながら

ゆっくり 患者さんの顔色 状態を見ながら
出来ないの!?

母は吐きたい 気持ち悪い……と私に
震える小さな声で 訴えた。
  
全身も 震えて
ガクガクしている

若い介護士さんに 早く 洗面器を!

急いで!と つい 命令口調になった。

吐いたものが 気道に入れば
更に治療が遅れ
万が一 また 肺炎に!!

私は 介護士さんと二人で
母の体勢を 整えて
大丈夫よ 
吐きたいなら 此処にと

私は バスタオルやタオルを 咄嗟に
母の顔横に 置いた。
 母の顔を 横向きにさせた。

真っ直ぐに嘔吐すると
嘔吐した物が気管支に流れ込むからだ。

他の介護士さんは
本当に申し訳ありません……と
私に謝ったが

申し訳ありませんじゃ
済まないですよ。

今は 特別室から 笑顔で 此方に
移って来たばかり 
  
幾ら 母の状態を 万全に把握していなくても

氏名には赤丸シール

引き継ぎや 看護サマリー
電子カルテを 見て居ないのですか!?

肺炎を患って居る患者に
する事ではないでしょう❢

普通のお年寄りでも
この様な事をされたら
どうなるの?

私は 更に

看護学校で 何を学んで来たの?
何人の患者さんを看て来たの?

貴女達にも 大切な親 お年寄りの家族が
居るでしょ 

 この様な事をするの?

母を抱きながら つい 叱って居た。

母の為に
母以外の患者さんの為にも!と!!

穏やかな安心感を
抱ける病院 病室を願ったのが

何故??

本当に唾液でも 誤嚥に繋がり
肺炎を起こすと 言うのに………

死に繋がる怖ろしい病だ。
特に身体の弱った高齢者 老人には。

何の為の入院継続か?

情けなくなり
母が不憫で  私迄  目眩がして来た。

危なっかしい………

今迄の緊急病棟〜
特別室での治療に頑張り

母は何とか 口から
ソフト食 嚥下食 プリンなどを
摂れる状態に  回復して来て

笑顔を見せて呉れて
素晴らしい塗り絵 デッサンすら
出来る!

なのに………何故?

母は暫く 真っ青な顔で
気分悪そうに  私が渡したタオルで
目を伏せて居た。

母に謝りながら
摩すりながら お家に帰ろうか?
と  つい  私は口にした………

訪問医師とケアマネジャーに
連絡をして
又 カンファレンスを開き
退院を願い出よう!と 頭の中は混乱していた。

先程の介護士長が
恐れ入ります
御母様  大丈夫ですか!?

本当に
本当に申し訳ありませんでした。 

お嬢さんに適切な対応を
本当に申し訳ありません…… 

頭を下げる。
頭を下げても 万が一!

私は
在宅介護で 
母が肺炎を起こして居ない時 でも

ゆっくり 下げるわよ
ゆっくり 上げるわよ

大丈夫? と明るく大きな優しい声がけと 
顔色を
見ながら ベッドの角度も慎重に
看て来た。

事実の事だ。 

私は半ば 緊急病棟や特別室のスタッフ
我が家での 訪問医師 訪問介護
私の介護と   あまりにも
掛け離れて居るので

呆れからか?  怒りやら
どーっと  疲労が出て 座りたくもなり
脳内もコンフューズして………

なので
介護士長に 長々と 説明は
避けたが  

くれぐれも とおとい命を
唯一無二の 命を

もっと しっかり
一人一人の介護士さんらに

敬う心と 愛情を 持ちながら
けして
流れ作業に ならぬ様に
介護に…精進して欲しい旨を
静かに 語った。

そして
私に謝らず 母に
丁寧に 反省して 謝って下さいと
伝えた。




 




 

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介護 余命 看取り 誤嚥性肺炎

病病介護を振り返り〜  特別室から個室へ。

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#最終期
#在宅介護
#誤嚥性肺炎


母の特別室での 闘病 リハビリ 頑張る 
輝いた姿を 声を そして談笑出来た 
笑顔を  

私は 一生涯
私の命をが 果てる迄 胸にしまい 
大事な宝物である母の輝いた人生と共に
忘れまい。
 
どれだけ 沢山の事を母の闘病する姿から
学んだ事だろうか。

学校 大学 仕事での学びより
遥かに尊大で  奥深い。

私にはケシテ  真似が出来ない。
私は  母の描いた 紅葉
私の横顔の スケッチ 塗り絵を大事に
バックにしまった。

流石に芸術家
要介護5に認定され ベッドに拘束され
辛い治療を 受け続けたと 言うのに

素晴らしいグラデーション
構図

胸が震えた!!
本当に 勿体ない!
私の ミスさえ無ければ………

まだまだ 明るく美しい母は我が家で
大切な老後を 満喫し
幸せな煌めく笑顔で 暮らしていた。

母は2歳の頃から人間国宝 水彩画の画家に
生まれ故郷の実家  田園調布の薔薇に
囲まれた豪邸の お嬢様で  習い事を
色いろしていた。

母の描いたデッサン 塗り絵に
私が更に おこがましくも 描き足して
日展にだそうかとさえ  思った。

この特別室は 母の闘病する場所に
相応しく 携わって呉れた 医師や医療スタッフに
感謝で一杯だ。

とうとう 庭に出て 私が車椅子に
母を移乗させて  ユックリと
母と娘    二人で景色を眺めて
新鮮な空気を満喫する事は無理であった。

やはり 治療現場で忙しい。
母を疲労させても ならない。

私は残念な気持ちを 抱きながら
母には 賛美と労いの気持ちを伝えた。

人間の病の治療    特に高齢者は
急変のリスクや 夜間に痰が気道を塞ぎ
苦しみながら窒息する リスクも高い………

自宅に戻り 仕事をして明け方
眠る前に 必死に祈りに祈った。

私の命を全て母に捧げても良いですから
母をお守り下さいと。

母の愛娘の私
音楽の流れる ゆったりした環境

沢山のお花を眺め ベッドから
外の景色を眺めて

親子水入らずの談笑
それが どんなに短い時間だとしても
毎日 会える安心感を
母に感じて貰えると

回復が早くなる。
母の食欲 顔色 声の大きさ
ベッド上での 動きの回復

一つ一つ
母は 私の愛に応える様に
頑張ってくれる。

医療加療だけではない………
毎日 母を見て
感じた真実 現実。

一つ下の階の個室にお引越し。

母の意識は すこぶるクリアーで

お引越しするの?寂しくなります。
中には若い介護士さんは 嫌よと
泣いて呉れた。

私がお礼を伝えると
ナースステーションから
次々に  お大事にね。
たまに 会いにゆくから 必ず元気で居てねと
本当に 皆さんに愛され

母は一人一人に 握手と マリア様の様に
気高く美しい笑顔で 有難うね
と 応えていた。

私は 心から母を誇りに思い
私一人の母では ないのだ!

より一層
全身全霊で 母の命を守る 強い 責務を
心した。  

私が車椅子を 押したかったが
3人の介護士さんが 車椅子を押させて下さいと

荷物も二人のヘルパーさんが
持って呉れた。 

この特別室と この景色とは
今日で さようなら

広い部屋の大きなベッドに
輝きを失せぬまま 美しく
座り 頑張り 笑顔を見せて呉れた
母の残像を      目の奥に

しっかり!焼き付けた。  

お世話に成りました! 特別室にお礼を
言って  小走りに

私は
母の元に着いて行く!!

さあ!
又   母と私の二人三脚が
新たなる
病室でスタートする。

必ず  元気で母を退院させる!

母の車椅子に座り笑顔を
横から垣間見て    決意を新たにした。

必ず 奇跡を起こす!!

余命宣告   看取り??
等     まだまだ 
母には無縁だ!!

私は 母上
万歳 万歳 万歳

皆様 有難うございます〜〜と 手を振り
大きな声を上げた。

母も  私を見つめて 手を振りながら
満面の笑みを見せて呉れた!!

歓喜の瞬間 
私は 母に駆け寄り 肩を抱きしめた!!

神様 父上
母の命を 頑張りを お守り下さい………
心の中で感謝 祈りを   捧げていた。